引退勧告

11月27日神戸新聞朝刊の一面から。
兵庫県内で運転免許の返納者数が減少し、高齢ドライバーの事故が増えているという。
最近の一般車の高齢ドライバーによる”逆走”事故が後を絶たない。
追い越し車線逆走 富山の82歳男性、北陸道下り線で /富山11月26日14時0分配信 毎日新聞
立山町前沢の北陸道下り線で24日午後6時5分ごろ、富山市の自営業男性(82)運転の乗用車が追い越し車線を逆走し、避けようとした新潟県長岡市宮本町の会社員男性(50)の乗用車が中央分離帯や路肩ガードレールに衝突した。会社員は左足に軽傷。自営業男性はさらに約1・5キロ逆走を続けたが、県警高速隊が止めた。
調べでは、自営業男性が立山インターチェンジから約1・4キロ逆走したところで事故が起きた。逆走にも事故にも気付いていないという。【上野宏人】
74歳認知症男性が山陽道逆走、7人重軽傷
11月24日8時0分配信 スポーツ報知
認知症の男性(74)が運転する軽乗用車が岡山県倉敷市の山陽自動車道を逆走し、これを避けようとしたワゴン車が中央分離帯に衝突、横転し、7人が重軽傷を負う事故が22日夜、起きた。軽乗用車は、何度も方向転換を繰り返して走行した末、パトカーに止められたが、車も男性も奇跡的に無傷だった。
事故が起きたのは22日午後8時50分ごろ。倉敷市矢部の山陽自動車道上り線で、7人乗りのワゴン車が逆走してきた軽乗用車を避けてバランスを崩し、中央分離帯に衝突、横転した。これにより、兵庫県尼崎市の左官の男性(43)が首を打って重傷、運転していた男性(24)ら6人が軽傷を負った。ワゴン車は倉敷市の工事現場から帰る途中だった。
問題の軽乗用車は、事故現場からさらに約8キロ逆走した地点でパトカーに止められた。県警高速隊は自動車運転過失傷害容疑で軽乗用車を運転していた広島県福山市の会社役員の男性(74)から事情を聞いているが、聴取ははかどっていない。
なぜなら、この男性は重度の認知症で、家族によると通院中だという。この日は、乗用車で近くまで出たまま行方が分からなくなり、家族が捜索願を出していた。
軽乗用車は、午後8時ごろ、福山東インターチェンジから上り線に入った。男性は道に迷い、誤って山陽道に入ったと見られる。事故の約15分前に現場より手前の上り線で車が逆走していると通報があった。逆走した後、一度正しい方向に戻り、再び逆走したとみられる。
軽乗用車には70歳以上の高齢者標識「もみじマーク」(75歳以上は義務化)が掲示されていた。その効果もあってか、奇跡的に男性、乗用車ともに無傷。同高速隊では「通報以外にも目撃情報があり、多くの車が軽乗用車をうまく避けてくれたようだ」と話している。
特に75歳以上の後期高齢者は危険である。
身近な人に心当りのある対象者がいたならば、早期引退勧告を促すのが社会の為ではないだろうか?
この点も踏まえて、タクシーも75歳を上限とすべきである。
この記事へのコメント
まったく同感です。
車は簡単に凶器になってしまうのですから、ここは厳しい対応が必要でしょう。本人が自発的に返納するのが一番ですが…。
http://blog.goo.ne.jp/hanamiduki87/e/ec0f2c8ff45bc20a81a016eaab283d94